サンフランシスコ周辺の記憶に基づいて描いた、てきとーな地図です。現地の雑貨屋で地図を買いましょう。たいていレジ近くの棚にあります。いろんな種類が売ってありますが、お薦めは赤い表紙のマップです。 |
サンタクルズ!チムニーとベインストラクチャー カリフォルニア州
サンタクルズって?
サンタクルズの街。サンフランシスコからピヤーッて車でハイウェイなら、サンノゼ経由で17号線から(図の上から)。もしくは海沿いの道なら1号線で(図の左から)。どっちでもだいたい2時間でサンタクルズに着きます。モーテルは山ほどあるので予約なしでもオッケーでしょう。 |
サンフランシスコから約2時間ほどドライブするとサンタクルズって街に着きます。サンノゼ(シリコンバレーの街)からだと17号線通ってサンタクルズ山地を越えるバスもあります。1989年にはM=7.1という巨大地震もあった場所です。でもモノポリーにものっている有名な観光地です。かのカリフォルニア大もあります(カリフォルニア大サンタクルズ校:UCSC)。美しい海岸と、アザラシ、ペリカン、時には野生のラッコも泳ぐ海と、こじんまりとしたダウンタウンと遊園地とモーテルが立ち並ぶ小さな観光&学園街です。
チムニー
一大観光スポット(?)であるサンタクルズビーチのすぐそばです.ビーチには桟橋があり短時間なら駐車料金は無料です.せっかくですから見ていきましょう.桟橋には多くのアザラシやペリカンが生活していて,ごくたまに野生のラッコも見られます.またここはサーフィンのメッカでもあり,多くのサーファーがプレイしているばかりでなく,海岸にはサーファーの銅像が立っています.
さて露頭は,桟橋から海岸沿いの道路 Cliff DR. を北に数100mです.歩いても行けます.Cliff DR.1510の公園の駐車場に停め,岩礁に降りる道を下ると露頭です.中新統のSanta Cruz Mudstoneは主に珪藻土からできており,特定の層準にはおびただしい数のチムニーが見られます.チムニーは十数cmから50cmくらいの大きさで,中央に穴のあいたチューブ状の形をしています.チムニーは石灰質で周囲の岩石よりも風化に強くドーナツ風の産状を示します.このビーチの面しているサンタクルズ湾の海底には,現在メタンガスの噴出が多く認められており,こういったチムニーはおそらくそういった流体の通った痕跡であることが強く示唆されます.
崖沿いの道、、といってもわずか5-6mの段差ですが、、を走って、その名もCliff DR.の1510の道沿いの駐車場で車を止めます。 | 岩礁地帯にはボコボコとチムニーに生えてます。 |
断面を見るとこんな風です。でもこれきっと海底では、煙突のようにニョキニョキ生えていたというより、地底でパイプ状、もしくはドーナのツ積み重ね状になっていたような産状ですね。 | いい所ですねえ。 |
中はこんな風になっています。それにしても肉厚な壁ですよねえ。「まん中の穴に流体が流れて、そこから石灰質の壁ができた」というでき方がすぐに思いつきますが、壁が厚くなるほど徐々に石灰分も通り難くなるだろうに、どうしてこんなに厚くなるんですかね。 | そう、ドーナツ状。 |